昨夜の雨は止んで、曇り空から時々陽射しまで。
予報では終日雨だったと思ったが、台風の進路変わりの影響でか、雨はまるで落ちてこない。
台風は遅い動きで、何と土曜日最接近の暴風雨予報に変わっている。
土曜日テニスの実施危ないか。
野田新体制党三役で民主党が始動することに。
民主党議員は自省し、まあ、少しでも良い方向への変貌を願う。
昨日帰路での「善養密寺」には、いろいろな石造作物が置かれている。
何が何だかほどの不可思議な世界感(観なんだろう)の空間が、楽しめる?
・都指定天然記念物の大カヤの木が在る
樹齢は600~800年、樹高18m、幹囲約6m。
この大カヤには寺の創建にかかわるこんな伝説が残されている。
昔、ある豪族の娘が多摩川の畔に来ると沢蟹の親子が助けを求めてきた。聞けば今夜多摩川が洪水になるので高台に連れて行ってくれという。そこで娘は沢蟹を高台へ逃がしてやった。案の定その夜多摩川は氾濫した。翌日沢蟹は娘の所にやってきてお礼にとカヤの実をくれた。娘がそれを植えるとやがて大きなカヤの木に成長した。
でか、こんなカニ(その沢蟹だろう)の石像がある。
一方、深沢村のお寺に祐栄という坊様がいた。近くの不動の滝や八幡古墳、稲荷古墳、御岳古墳などを巡っては祈祷をしていたが、ある時修業を積むため京の智積院へ行くことになった。京へ向かう途中振り返って故郷を見ると多摩川縁に大きなカヤの木が目に映り、印象を残した。
それから幾星霜、修業を終えた祐栄が深沢の寺に戻ってくると、寺はすっかり荒れ果ていた。失意にくれた祐栄であったが、その時ふと昔見たカヤの木のことを思い出し、そのカヤの木の所に寺を再建することを思いついた。
これが善養密寺の始まりと伝えられている。