最低気温(℃) 18.4 02:18、最高気温(℃) 20.5 12:01 日本の四本柱(3本目) 駐日アメリカ軍は集団的自衛だけれど?? 1) ロシア(ソ連)や中国の脅威からアメリカを守るのは、西太平洋の日本列島は最適の地理的環境にある。 2) アメリカの東はヨーロッパでそこは同盟関係にあるから、国防の関心はもっぱら東にある。 3) 日本に原爆を落としたので、その汚点をなんとか回復したいとおもった。 もちろん、常識的に考えれば1)がもっとも可能性が高い。でも、こういった複雑案原因を考えるときには、最初から考えているものだけでは不十分な時が多いので、十分に広く考えておく必要がある。 アメリカ軍は本土は別にして全世界に20万人ぐらいの軍隊を派遣しているが、そのうちの半分の約10万が太平洋で、そのうち約半分を日本と日本近海に展開している。アメリカにとっても極めて重要な地域と同盟関係であることが分かる。 日米安保条約というのは間違いなく集団的自衛だが、片務的で、アメリカは日本を守るけれど、日本はアメリカを守らないという「親子関係」にある。私のように日本に誇りを持っている人間に採ってみれば、アメリカと日本とを比べれば、日本が親なら分かるがアメリカが親では我慢ができない。 日本が「大人」になるには、アメリカとの同盟関係を止めて日本独自で軍隊を持つか、あるいは、アメリカとの本当の意味での集団的自衛に踏み切るかである。2015年に安倍政権が提案した集団的自衛権は、それまでの親子関係の集団的自衛を、大人同士の集団的自衛に変えようとしたにすぎない。 このとき、国会の参考人に出てきた憲法学者は「集団的自衛権は憲法違反だ」と言ったが、それなら片務的(親子関係)でも双務的(大人同士)でも憲法違反でなければつじつまがあわない。一流の学者が木を見て森を見ないということがよく分かる。 沖縄の基地やオスプレイの問題は、この大きな課題の一側面に過ぎない。沖縄が尖閣諸島や石垣島を中国の侵略から本気で守らなければならないと言うなら、沖縄のアメリカ軍基地(海兵隊を含む)とオスプレイはどうしても必要だ。 オスプレイ外の機動力を持ったヘリコプターの航続距離は沖縄本島に限定され、石垣島や尖閣諸島を守ることはできない。そして中国が尖閣諸島を侵略しようとしているのは明々白々で、それは中国による南シナ海の島の建設でも証明される。 沖縄が被害を受けているのは確かだから、これまでの援助やその他のことを継続的にしなければならないが、沖縄が日本であるかぎり、アメリカ軍の基地とオスプレイがいることは確かである。 平和憲法を守れと言いながら、具体的な質問には答えられない社会党の闘士と同じご都合主義の言動ではどうにもならない。 (平成27年7月4日)
by nakatsukasadiary
| 2015-07-09 23:47
|
フォロー中のブログ
いつかの戒め
普段でないパターンの日、
行動は注意深く,慎重に,ルールを守ること 以前の記事
2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 カテゴリ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||