2011年3月23日(水) ; 晴れ~曇り~雨

 復旧が進み、厳しい避難生活ながらも、やや落ち着いてきてはいるのだろうか。
 大震災関連TV番組では、被災者インタビューで「連絡」放送場面が多くなっている。
「元気だから心配しないで」には安心するも、「行方不明で・・・」「(何もかも ; 家族・家)失くしました…」の場面も多い(取材分から取捨してはいるだろう)。
「津波に吞み込まれた人を目の前に何もできなかった… 見ていられなかった…」
「母と一緒に流されていたが、離れて行って… それきりで…」
 …どうにも…… 息は止まり続ける

 今も物資不足の避難所は、まだ多いと。
 養護・介護を必要とする/病気を抱えての避難生活は特に、厳しい状況だ。
 避難所では元気に遊ぶ子供たちがいる。避難所内でボランティア活動する被災少年少女たち。そんな光景で大人も老人たちも安堵し、励まされている。
 復旧もまだままならない地域、復興に取り掛かる地区、移住生活決断で遠くに向かう人たち、不明家族を探し歩く人たち、大災害は厳しい。

 福島原発は光明が増しつつあるが、厳しい事実も判明してくる。2号機の津波被害がひどく復旧難航している。まだ予断許さない。

 放射能汚染の実態が次々と明らかになってくる。
 東京都の水源でも。浄水場から、乳児が飲む規制値の2倍を超える放射性ヨウ素を検出。
 都は、乳児が水道水を飲むことを控えるよう呼びかけている。対象地域は東京23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市。
 三鷹市もか… 地下水を多く使ってる(水は美味しい)と思ってたけど。
 三鷹市の緊急災害HP見ると、
「三鷹市の水道水約60パーセントは三鷹市の深井戸で汲み上げた水で、そのほかの大半が放射性ヨウ素が検出されなかった朝霞浄水場系の水。ここに金町浄水場系の水がごく少量。三鷹市水道水の約94パーセントは金町浄水場系以外の水。
したがって、三鷹市の水道水が、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する指標値を超えている可能性は極めて低い」
 まあ、今レベルならまるで心配ないだろう。
 東京都は、乳児1人に3本の550mlミネラルウォーターを配付すると。
 はあ? そんな中途半端な(それっぽっちでどうなるってもんでない)ことして… 
 心配(混乱)助長するだけでは? まあ、心遣いってことかな。
 官房長官は「必要な分を超えて水を買い求めることは自粛して頂くとありがたい」と述べるが、また「買いだめ」暴走の兆候も。
 野菜については、もはやどれでも規制値オーバーの様相。しかし偏食・暴食しなければ、健康を害するレベルではない。市井では「風評」で葉物野菜がどれも敬遠されている(出回る物は該当しないのだが)。
 午前、総理から福島県産のホウレンソウ、コマツナ、キャベツなど葉物野菜や、アブラナ科のブロッコリー、カリフラワーなどに全国消費者への「摂取制限」の発動が指示される。根菜類のカブは摂取制限とはせず、摂取制限の野菜とカブの出荷停止を指示。
「摂取制限」は、出荷停止指示前の物も対象となる。

 野菜・飲用水の放射能汚染に関しては、2,3日推移見てからの判断指示で良いのじゃないか?
 あまりドタバタしないのが最善だと思うが。
 何れも今後の状況推移による。
 この汚染度レベル以上が一ヶ月も続くと、危機感も出てくる。
 一刻も早く、福島第一原発の「放射能物質」を封じ込めないといけない。

 と夕方になり、3号機から「黒煙」出て作業員退避だと速報(原子炉建屋からとの情報)。
 まだまだ安心する段階にはない。障害がいくつも待ち受けているのだろう。

 原発も世間も、早期に沈静化することを願う。

 選抜高校野球は始まる。
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by nakatsukasadiary | 2011-03-23 22:03
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