きょうは一気に気温下降の梅雨空。
今朝の「時事放談」 内閣不信任議決案が否決された(不信任否決=信任)。なのに、何故与党の民主党ですら「菅総理退陣」の行動しているのか。大体が、議会政治の基本ルールをないがしろにしては、国会も正常に機能しない。との談話になる。 至極まっとうな話だ。 菅総理の在任は、内閣不信任議決案の否決で(国会的には)決着している。 なのに、自民党、マスコミ、さらに民主党幹部ですら「退任要求」しているのは、筋が通ってない。「政治的感覚」では居直りと言う主張もあるが、そういう問題だろうか。 民主党の岡田幹事長、玄葉政調会長、安住淳国会対策委員長、輿石東参院議員会長と枝野官房長官、仙谷由人官房副長官が夜、都内のホテルで会談し、菅総理は8月末までの今国会中に退陣すべきだという見解で一致した。とのニュースが流れる。 菅政権を支えるべき(内閣不信任案否決の)与党メンバーがそろって、退陣を迫るつもりとは、(総理の人徳の無さは、今さら言うまでもないが)何とも肝が座ってない政党だ。知恵者とか賢人は居ないのか? 武家社会では、「主君押込」という工夫習慣があった。暴君には、部下が結束して「押し込める」もの。菅総理が暴君かどうかは疑問ある(名君の姿でないのは明白)。民主党は、上は独善的、下は不忠義愚行の感あり。 今の政治状況は「主君押込」が必要とも思えない。無為無策・無思慮・不誠実のかたまり。政権闘争とも言えない、レベル低い「いざこざ」の繰り返し。 内閣不信任決議という同一国会一回の切り札を、茶番で失ってしまう信念のない愚かさ。 ●「主君押込」 *Wikipediaから 江戸時代の藩では、藩主の行跡が悪い場合、家老らによって行いを改めるよう、諫言が行われる。このような諫言は、場合によっては藩主の怒りを買い、手討ちにされかねない危険な行為であったが、家臣としての義務であった。諫言が何度か行われ、それでも藩主の行いが改まらない場合、家老ら重臣が集まって協議が行われる。そこで押込もやむを得ずとの結論に至った場合、実行される。 あらかじめ目付クラス以上のある程度の身分有る者で、腕の立つ者、腕力強健な者を側に控えさせておき、家老一同が藩主の前に並び「お身持ち良ろしからず、暫くお慎みあるべし」と藩主に告げ、家臣が藩主の刀を取り上げ、座敷牢のような所へ強制的に監禁してしまう。藩主は数ヶ月に渡り監禁され、その間、家老ら重臣と面談を繰り返す。家老ら重臣により、藩主が十分に改心して今後の行いも改まるであろうと判断された場合、藩主は「誓約書」を書いて、元の地位に復帰する。「誓約書」には、行いを改めること、善政を施すこと、押込を行った家臣らに報復を行わないこと等が明記される。 監禁の後も、藩主に改悛の情が見えず、あるいは偽りの様子としか受け取られない場合、再び悪行や暴政を行う可能性が高いと判断された場合は、藩主は強制的に隠居させられ、藩主隠居の旨幕府に届け出、嫡子や兄弟の妥当な人物が藩主となる。
by nakatsukasadiary
| 2011-06-26 21:50
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